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08年11月14日
東京都は11月11日、ノロウイルス集団感染防止対策に関する調査研究についての中間報告(第2報)を公表した。
東京都健康安全研究センターでは、平成19年度より学識経験者や保健所長らから構成される、緊急タスクフォースを組織、ノロウイルス感染症の拡大防止策を検討している。昨年11月に出された第1報では、感染拡大防止には「おう吐物」の適切な処理が重要であることを報告されていた。今回の第2報では、「おう吐物」からヒトへの感染経路や、「おう吐物」の効果的な処理方法等をまとめた。
ノロウイルスは食中毒やおう吐物・ふん便を介した接触感染が主な感染経路とされているが、近年、集団発生事例においておう吐物が飛散し、空気を介してノロウイルスに感染したと推察された事例が報告されていることから、報告書では、感染経路の可能性として空気を介した感染の可能性や、ドアノブによる接触感染の可能性を検討している。
その結果、ウイルスが空気中に飛散した場合、長時間滞留することが確認され、感染者がおう吐した場合を想定した実験では、おう吐物からウィルスを含む微小粒子が空気中に飛散、少なくとも1時間は滞留することが分かった。また、ウイルスに汚染された手などでドアノブを触った場合も、ドアノブを介して間接的にウイルス汚染が拡大していくことが確認された。
従って、感染拡大を防止するためには、おう吐があった場所に立ち入る人を最小限にとどめる措置を講じ、部屋に窓がある場合は、窓を開け換気をするのが有効となる。汚染された部屋で処理を行なう人は、マスク、手袋、エプロンなどを着用し、使用したマスク、手袋等は適切に処理し、周囲に汚染を拡大させない注意が必要となる。
報告書ではウイルスに汚染されたおう吐物の消毒方法として、「低温・長時間加熱による消毒」と「塩素による消毒方法」の2つを検証しており、結果は以下の通りだった。
さらに報告書では、食品中のノロウイルスを高感度に検出する検査法を開発、これまでの国の検査法と比べて、カキではウイルス回収率を23~29倍向上する改良検査法を開発したことが報告されている。
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