08年11月11日
舛添要一厚生労働大臣は「介護の日」に当たる11月11日、厚労省のホームページにおいて、「11月11日『介護の日に寄せて』」と題したメッセージを公表した。
舛添要一厚生労働大臣自らの声を収録した動画メッセージも配信されている。動画で配信されたメッセージ全文は以下の通り。
介護の日に当たりまして一言ご挨拶申し上げたいと思います。
私自身は母親を遠距離介護、福岡でしたから東京から遠距離介護をして、大変苦労をしました。この介護の体験が私の政治家の原点となっております。何とかしてこの介護の現場をよくしたいと、そういう想いで今国会議員として厚生労働大臣として仕事をしているわけであります。
ただ、現状を見てみますと非常にこの介護の現場で問題が起こっている。特にそこで働いている方々の処遇の問題があります。決して良いとは言えません。ですから定着してくださらない、夢が持てない、結婚もできないと、こういうような状況にあることを良く理解しております。こういうことも今から改善していかないといけないと思います。
8年前の平成12年に介護保険が入りました。この歩みを見ていますと、私はそれなりに大変成果があったと思っています。というのは、私の母親は介護保険が入る直前に亡くなったものですから、保険が無いときに金銭的な面でも母親を介護するというのは本当に苦労しましたけど、今はかかった費用の一割の負担で済むわけですから、非常にこの介護保険の意義はあると思います。もっともっとこれを充実させ、定着させていくことが必要だと考えています。
そう言うことも含めてですね、介護の日を11月11日に決めました。語呂合わせですけれども、11月11日ですから「いい日、いい日」と覚えて頂いて、11月11日が介護の日だと言うことであります。介護について国民の皆さんにもっと啓発したいと、介護とはこういうものだとお知らせしたい日にしたいと思っています。
本当に私の体験からも介護は大変です。しかし、やはりこの介護を通じていろんな見えなかった物が見えてくる。例えば私は赤ちゃんの時に母親におむつをかえてもらった。今度は自分がその番になるわけです。そうすれば家族の絆であるとか、やはりこれは社会というのは支え合っていかないと行けない、家族だけの介護に頼っていたのでは家族は潰れてしまう。ですから、介護はプロに任せましょうと、家族は愛情をと、こういうことで介護保険が入ったわけですね。
だからこの理念をもっともっと広げていきたいと思っています。介護の苦労、しかし介護を通じて本当に得るものがあります。そして何より今求められているのは国民の間の連帯、お互いに助け合うんですよと、これが介護保険の理念でありますから、そう言う意味で介護の日に当たりまして国民みんなで介護のことを考えようと、そして介護の現場で働く人たちの処遇を良くしようと、そして皆でですね、本当に長生きして良かったなとこの日本に生まれて良かったなと、そう言うことが言えるような社会にしたいと思っています。
私も先頭で頑張っていきたいと思いますので、どうか介護の日に当たりまして介護の意義について皆さん方にご理解頂いて、そして国民皆で良い介護をやりたい。11月11日、介護の日に当たりましてご挨拶を申し上げました。厚生労働大臣の舛添要一です。みんなで頑張ってこの社会を良くしていきましょう。
